学生寮との比較3 生活環境
学生が実家を離れて生活する場合は学生下宿か学生寮を選ぶことが多いと思います。学生寮には学生寮のメリットがあって、学生下宿には学生下宿のよさがあります。ここでは生活環境の面からふたつの比較を行います。学生寮の生活環境は実家での生活に少し似ている面があります。学生寮には寮母さんがいます。寮母さんは学生寮の管理をしています。学生寮で暮らす学生さんの生活を管理する責任がありますので母親に似ている存在だといえますね。寮母さんは毎日の食事を用意してくれるのでありがたい存在です。ただ寮母さんには少し面倒に感じる面もあります。学生寮の多くは門限があります。ほとんどのところで午後10時から11時頃が門限だと思います。学生寮で暮らす学生は門限に間に合うように帰宅しないといけません。このとき寮母さんは門限を管理する役割を果たします。どこか高校時代の朝の風景を思い出しますね。門限を過ぎてしまった場合、厳しい学生寮では中に入れてもらえません。わたしの友人は門限を過ぎてしまって一晩を外で過ごしたそうです。夏だったので野宿ができたそうですが冬だった場合は大変だと思います。もし門限に遅れそうな場合は事前に連絡をする決まりになっているところが多いですね。この点は実家での生活と同じです。学生寮ではしっかりとしたリズムで生活を送ることができます。いっぽうで学生下宿での生活は自由です。生活のリズムは自分の責任でつくる必要があります。門限はありませんのでいつ帰ってきても大丈夫です。このように言うと多くの学生さんが学生下宿を選ぶと思います。やはり自由な生活は憧れますよね。ただ自由すぎると生活が乱れる場合があります。生活を監視してくれる人がいないと生活リズムを崩す学生さんがいます。このような場合は学生寮を選んだほうがよいかもしれません。みなさんはどちらのタイプでしょうか。自分の意思できちんと生活を整えることができそうな場合は学生下宿がおすすめです。将来の自立に向けての準備ができます。何でも自分の責任で生活しますので自活の力がつきます。食事も自分でつくります。掃除や洗濯も学生さんが暇を見つけて行います。やってみると楽しいことが多いですので一度体験してみるのもよいと思います。